スマホで勉強!損保試験コム

*

火災保険単位 5

問題.1

Aさんは、自分の住宅建物と同建物内収容の家財一式を保険の対象として、住宅総合保険を契約しています。次の損害が生じた場合、保険金支払いの対称となるものを1つ選びなさい。

【ア】. Aさんは、奥さんと一緒に旅行に出かけ旅館に宿泊していたところ、Aさん夫婦の客室に泥棒が入り、現金15万円を盗まれてしまった。この現金の盗難による損害。

【イ】. Aさんは、自分の乗用車を車庫入れする際、運転を誤って自宅建物の外壁に接触し、その一部を壊してしまった。この外壁の破損による損害。

【ウ】. 集中豪雨によりAさん宅付近一帯の地盤が緩んで土砂崩れが発生し、Aさんの住宅建物は保険価額の40%の損害が生じた。この建物の水災による損害。

クリックで答えを見る

答え : ウ

ア. 保険証券記載の建物内における現金の盗難ではないので、保険金支払いの対象とならない。また持ち出し家財は現金・預貯金証書を対象としていないので、持ち出し家財保険金も支払われない。 

イ. 保険契約者が所有または運転する車両の衝突・接触による損害は、保険金支払いの対象とならない。

ウ. 豪雨による土砂崩れで、保険の対象である建物が保険価額の30%以上の損害を被ったので、保険金支払いの対象となる。

問題.2

Bさんは、自分の店舗併用住宅建物と同建物内収容の家財一式および商品・製品等一式を保険の対象として、店舗総合保険を契約しています。次の損害が生じた場合、保険金支払いの対象となるものを1つ選びなさい。

【ア】 台風による強風で、Bさんの店のショーウィンドウの一部が割れて、時価額で30万円の損害を被った。このショーウィンドウの破損による損害。

【イ】 Bさんの店に泥棒が侵入し、陳列してあった商品の一部が盗まれてしまった。この商品の盗難による損害。

【ウ】 集中豪雨によりBさんの店の近くの河川がはん濫し、Bさんの店は地盤面より20cmの浸水(床上浸水ではない)を被り、建物に保険価額の10%の損害が生じた。この建物の水災による損害。

クリックで答えを見る

答え : ア

ア. 風災・雹災・雪災によって被った損害は、その損害額が20万円以上となったときに保険金が支払われる。したがって、保険支払いの対象となる。

イ. 商品の盗難による損害は保険金支払いの対象とならない。

ウ. 水災による損害額が保険の対象である建物の保険価額の30%未満であり、床上浸水または地盤面より45cmを越える浸水でもないので、保険金支払いの対象とならない。

問題.3

住宅総合保険に関する次の記述の正誤の組合せとして、正しいものを選びなさい。

ア. この保険では、水災により、保険の対象である建物が地盤面より45cmを越える浸水(床上浸水ではない)を被り、建物に保険価額の30%未満の損害が生じた場合、保険金支払いの対象となる。

イ. この保険では、保険料領収前に生じた事故による損害については、保険金支払いの対象とならない。

  • A. アおよびイ共に正しい。
  • B. アは正しいが、イは誤っている。
  • C. アは誤っているが、イは正しい。
  • D. アおよびイともに誤っている。
クリックで答えを見る

答え : C

ア. 水災による損害額が保険の対象である建物の保険価額の30%未満であり、床上浸水も生じていないので、保険金支払いの対象とならない。

イ. 設問のとおり正しい

問題.4

店舗総合保険に関する記述のうち正しいものは「正」誤っているものは「誤」を選択しなさい。

【ア】 この保険では、建物が保険の対象である場合、被保険者の所有する電気、ガス、冷暖房設備については、保険契約申込書に明記された場合に限り、保険の対象に含まれる。

【イ】 この保険では、商品が保険の対象である場合に、建物が床上浸水を被り、商品の一部が水濡れの損害を被ったときは、この商品の水災による損害は保険金支払いの対象となる。

【ウ】 この保険では、設備・什器等が保険の対象である場合に、保険証券記載の建物内で業務用の預貯金証書が盗まれ、直ちに預貯金先に被害の届け出を出したが、預貯金口座から現金が引き出されたときには、常に損害額の全額が支払われる。

クリックで答えを見る

【ア】 誤
建物が保険の対象である場合、被保険者の所有する電気、ガス、冷暖房設備については、特別の約定がない限り、保険の対象に含まれる。

【イ】 正
設問のとおり正しい。

【ウ】 設問の場合、一定額(300万円など)または設備・什器等の保険金額のいずれか低い額が支払保険金の限度額となる。