基礎単位 模擬問題C 問5~8
問題.5
代理店の募集行為に関する次の記述のうち、「適切である」もの「適切でない」ものを選択しなさい。
【1】 代理店は、自動車保険契約の締結にあたり、保険契約者に対して保険金を支払う場合の説明とともに、保険金を支払わない場合についても説明しました。
【2】 代理店は、団体扱契約の締結にあたり、規定の定足数を満たすために、保険契約者に団体の構成員以外の者を混入させました。
【3】 旅行業を兼業する代理店は、保険契約の締結にあたり、保険契約者に対して、旅行傷害保険に加入すれば旅行代金の割引を行うことを約束しました。
【4】 代理店は、保険契約の締結にあたり、威圧的な態度や乱暴な言葉等をもって、保険契約者を著しく困惑させて保険契約を締結させました。
【1】 適切である
代理店が、保険契約者等に対して、虚偽のことを告げ、または保険契約の契約条項のうち重要な事項を告げないことは禁止行為に該当するので、設問のケースは適切である。
【2】 適切でない
代理店が、団体扱契約の定足数を満たすために、団体の構成員以外の者を混入させることは、特別の利益を提供する行為に該当し、設問のケースは適切でない。
【3】 適切でない
代理店が、保険契約者に対して、保険契約の見返りとして旅行代金の割引を約束することは、特別の利益を提供する行為に該当し、設問のケースは適切でない
【4】 適切でない
代理店が、威圧的な態度や乱暴な言葉等をもって、保険契約者を著しく困惑させて保険契約を締結することは、禁止行為に該当し、設問のケースは適切でない。
問題.6
クーリング・オフ制度に関する次の記述のうち、正しいものは「正」誤っているものは「誤」を選択しなさい。
【1】 クーリング・オフ制度の申込みの撤回等の期限は、「申込日」からその日を含めて8日以内となっています。
【2】 保険期間が1年以下の保険契約は、クーリング・オフの対象となりません。
【3】 事業のために申し込んだ保険契約は、クーリング・オフの対象となりません。
【1】 誤
クーリング・オフ制度の申込みの撤回等の期限は、「申込日」または「クーリング・オフに関する説明書を受け取った日」のいずれか遅い日からその日を含めて8日以内となっている。
【2】 正
【3】 正
問題.7
個人情報保護法に関する次の記述のうち、正しいものは「正」誤っているものは「誤」を選択しなさい。
【1】 個人情報保護法が対象としている個人情報には、保険関係では、保険契約者はもとより、被保険者などの保険契約者以外の者の個人に関する情報は該当しますが、保険引受けの可否やリスク度合いの判定などの評価情報は該当しません。
【2】 代理店は、個人情報取扱事業者に該当しない場合でも、保険業務の適正な運営や契約者保護の観点および保険会社から個人情報の取扱いの委託を受けた者として個人情報保護法等に則った個人情報の取扱いが求められます。
【3】 代理店は、保険契約締結の際に、保険契約者等に対し、個人情報の取扱いに関する説明を行った証として、「個人情報取扱同意印」欄に顧客の印鑑を取り付けるなど、保険会社の定めたルールに従って対応することが必要です。
【1】 誤
保険契約者はもとより、被保険者などの保険契約者以外の者の個人に関する情報に加えて、保険引受けの可否やリスク度合いの判定などの評価情報も個人情
報に該当する。
【2】 正
【3】 正
問題.8
代理店の日常業務に関する次の記述のうち、正しいものは「正」誤っているものは「誤」を選択しなさい。
【1】 代理店は、火災保険や自動車保険など意向確認書面の作成・交付が義務付けられていない保険についても、保険会社の定めたルールに従って、保険契約者の意向を確認する必要があります。
【2】 代理店は、保険契約を締結した場合には、保険契約締結月の翌月末までにその旨を保険会社に報告しなければなりません。
【1】 正
【2】 誤
代理店は、保険契約を締結した場合、保険会社の定めに従って速やかに、かつ、漏れなく保険会社に保険契約の報告をしなければならない。